松代のまち
川中島古戦場をあとにして、バスで松代へ。正直いうと、てっきり「松代市」だと思っていて、長野市内だとは知りませんでした。ああ恥ずかしい。
それはさておき・・・。まず向かったのが真田宝物館。レプリカ(っつうか文書の写真)メインの展示とはいえ、基礎知識を得るにはいいところですね。けっこうはじめて知ったことがあります。出たところに恩田杢の銅像が。まず身辺をきれいにする、理想の政治家であります。
続いて真田邸。見事な門構え。中には時節柄ひな人形がかざってありました。
そして文武学校。幕末の藩校がほぼそのまま残っているというだけでなく、近代にも学校として使われたというのが大事なところ。ここまで3施設セット券です。
宝物館からスタンプラリーを始めてました。スタンプカードを見ていたら、観光ボランティアらしいおじさんが「そこにもあるよ」と教えてくれたのが、文武学校をでたところにある旧白井家表門。中にボランティアの基地があり、お茶と梅干しを御馳走になりました。郷土愛にあふれた方々で「いいところなのにあまり観光客が来ない」と嘆いていました。ごもっともとは思いながらも、「これで観光客が大挙して来たら風情はぶち壊しだろうな」とも・・・。
さて遅い昼食を有名な「日暮し庵」でとる。松代は長芋の名産地で、とろろは当地の名物だそうな。たしかに美味かった。しかし、それ以上の収穫は幕末の閨秀画家・恩田緑蔭を知ったことである。恩田杢の弟の子孫にあたるというこの女性、画家として優れた技量をもっていた。彼女のことを書いた長尾晃『神秘なる乙女の画家の物語』(第一企画)を店内でGET!こういう本は地方に来ないとなかなか手に入らないものねえ(もっともISBNがついているので注文すれば入手可能)。いっしょに小林計一郎氏の名著『川中島の戦』も買ってしまいました。
旧横田邸に向かう。中級武士の住宅、といってもかなり最近まで現役である。裏庭の広い菜園にちょっと感動。落ち着いた簡素なたたずまいに“田舎侍”の質素な生活を偲ぶ。
近くに象山記念館がある(地元の人と話す時はゾウザンというように気をつけました・・・)。いうまでもなく佐久間象山の遺物などを収めた施設です。こちらでは図録『佐久間象山の世界』を入手。象山神社も松代大本営も省略して、松代城に向かう。
城跡は駅の北側です。文武学校の脇を抜けて線路を渡る。最近復元された、というか復元途中の城跡。真田信之の居城でもあるが、さかのぼれば高坂弾正の預かった海津城である。見晴らしはすこぶるよい(言い替えると、何もない、かな)。しばし往古の武人の気分にひたる。
とはいえ、そうのんびりもしてられません。早く帰らないと・・・。
えーっ、バス30分もないの~?
あ、しめた。電車が来た。飛び乗ってみればワンマン電車、切符も買わないでいいらしい。降りた時に自己申告?のんきというか、何というか。まあ電車の速度もそれに見合ってはいました。
どうかこうか長野にたどりつき、新幹線で帰って参りました。












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